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一週間前の話で恐縮なのですが、めちゃイケの「笑わず嫌い王」はごらんになったでしょうか? 僕は番組を毎週予約録画しており、南海キャンディーズ山里氏の「俺こんな経験初めてだよ〜」というツッコミを(そのツッコミを、こっちはもう3回は見たから)などと脳内でツッコミ返ししておりました(笑) さてさてさて、そんなお笑い芸人祭りの企画、僕が一番見ていて面白かったのは、実はゲストの国分太一だったりします。 ぐるナイの「ゴチになります」からずっと好きなんですが、彼ってどこかほかのアイドルと違う空気を漂わせている気がしてなりません。 通常でのお笑い芸人とタレント(俳優、歌手系)との絡みって、基本的に2パターンしかないように思われます。 ひとつは、タレントが目上の場合。この場合、お笑い芸人からのツッコミって「すみません、失礼ですけど『バカですか?』」みたいに、必ず一度謝るんですよね。そのため、どうしても流れが途切れてしまうように感じます。 もうひとつは、タレントがお笑いに慣れておらず、「浮いた」発言をするのを、必死で盛り上げるパターン。ウッチャンナンチャンのウッチャンなんかは、その浮いた発言で場が「マズイ!」となっているのを見て、その状態にウケてしまう、なんてことがよくありますが、これも視聴者からみたらあまり面白くないんですよね。 で、転じて国分太一に対するときはというと。 目上のように遠慮するのでもなく、面白くなくても盛り上げようとするのでもなく、なんというか、「お前は面白くないんだから黙っとけ!」といった感じの、「同列としての扱い」なんですよね(僕が見るのがナイナイとの絡みばかりだからかもしれませんが) そして、それに対する受け答えもイイ。 「いや、アイドルだから」とか「ジャニーズですからね! 一応」とかいう訴えが、どこが(いい意味で)安っぽいんです。 多分これは「鉄腕ダッシュ」などバラエティに出ることが多く、逆に歌っている姿をテレビで見ることは少ないため、「アイドル:お笑い」の比率でいったときの、お笑いのパーセンテージが、ほかのアイドルより高いからなんだと思います。 実際、上の台詞はSMAPの中居などもよく使うのですが、彼の場合は実際に「日本一のアイドルグループ」のため、どこかイヤミっぽい部分が感じられてしまいます(本人にその気があるかどうかは別)。それに対し、TOKIOというどこか微妙な(ポジションを出されると、なんとなく「情けなさ」が漂ってファンの方すみません。でも僕も歌は好きなんですよ?)かえって面白く感じてしまうんです。 それがハッキリするのが、「ファンタスティポ」の振り付けを見せる場面です。あくまで練習のようにながす堂本剛に対して、国分太一は「これでもか!」と言わんばかりにキレキレの動きを見せるんです(しかも満面の笑み) この、「どうだ、ちゃんとアイドルしているだろう?」という場面が、なぜか僕には「俺だってまだまだ現役いけるだろう?」と久々に部活に顔を出したOBのように見えて、かえって笑えてしまうのです。 だが、それがいい。それこそが「国分太一の持ち味」なんだと思います。 堂本剛は現時点で「アイドルでお笑いにも通じるナンバーワン(に限りなく近い)」かもしれない。でもそれは、レベルの差であってほかのアイドルにもできます。国分太一は「お笑い芸人をも笑わせられる、オンリーワンアイドル」なんです。換えはききません。 願わくば今後もこの路線で突き進みますよう。
by tatibana_m
| 2005-03-05 22:36
| 雑記
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