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高校一年・三橋は中学時代は野球部でピッチャーを務めていた。ただし、それは祖父が学園長だったことによるひいきのためで、チームメイトからは疎まれていた。学校を変え、新たなスタートをきった三橋の前に現れたのは、新設された野球部、妙に気合いの入った女監督、そして彼の力を十二分に引き出しくれる力を持ったキャッチャーだった……。 弱気、すぐ謝る、その割に頑固。どちらかといえば嫌われる性格をしている三橋だが、それがピッチャーには必要だと告げる阿部(だったけ?)。このキャラクターの性格がそのまま野球のプレイに直結しているという要素がすばらしい。プレイを見れば見るほどキャラクターに感情移入でき、感情移入が進めば今度は一プレイが見逃せなくなるという相乗効果が働くのだ。 また、新設校のため、少しずつチームが完成していく様子が見られるのも面白い。チーム初ヒットが飛び出て、チームメイトがどうかけ声を出すか相談、そして全員で(コマ内には数人のみ)掛ける「ナイスバッチー」の声。このシーンは監督同様ぞくぞくしました。 時折はいるうんちくについては、好きずきが出るかと思います。ちなみに僕はかなり好き。 今「今好きな野球漫画は?」と聞かれたら、「おれはキャプテン」と「大きく振りかぶって」を間違いなく挙げます。それぐらい個人的にはヒットでした。
by tatibana_m
| 2004-12-01 17:39
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