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実は先に買っていたのだけど、色々とまとめていたら遅くなってしまいました。 と、言うわけで、 「アイシールド21」12巻(原作 稲垣理一郎 漫画 村田雄介) ーセナ抜きでも網乃サイボーグスと互角の戦いを見せるデビルバッツ。しかしなかなか得点を奪えず膠着状態に。そしてついに登場したセナ=アイシールド21は、特訓の成果をライバルである進の前に見せつけるのだったー (☆☆☆☆) ここ最近は特訓などが多かったですが、ついに大会突入ということで、「試合の魅力」というものがこれでもか! と詰め込まれています。 最後の戦いに負けて涙する者、努力の成果を見せつける者、勝つために自らの気持ちを抑え込む者……およそ体育会系の部活に所属した人ならば思い当たることばかりなのではないでしょうか。 もちろん、アメフト自体も秀逸。デビルバットゴーストが炸裂した瞬間のシーンは、胸肩視点であるぶれたデビルバットと空気の流れが一体化した絵が最高でした。 夕陽ガッツ戦も良かったですね。サイボーグス戦と合わせて、「スポーツとは科学的トレーニングだけでもダメ、スポーツの才能(身体能力)だけでもダメ。そのスポーツにかける信念が強くなければ勝てない」という、作者のスタイルが見えた試合だと思います。 あとはホワイトナイツの試合も格好良かったです。桜庭の進化、進のパワーアップ。主人公だけでなくライバルも成長している姿を見せつけてくれることで、いやがおうにも決勝が楽しみになってきます(まさか、どちらかが負けることはないですよね?) コメント付きで書くとキリがないので、以下気になったところを箇条書きに。 ・カバー内イラスト 年賀状を公開しています。アニメを見ている絵がアニメ告知をかねているのなら、セナとモン太がゲームをしているのはゲーム化の前触れ……? ・表題イラスト〜登場人物紹介 吹き飛んだセナを見上げるデビルバッツメンバーが、セナのもとへ駆け寄ってくる。という具合に、前巻のヒキから続いています。アングルもいいですし、相変わらずサービス精神が旺盛です。でも、この場面に瀧はいないはずでは……? ・試合終了直後 ヒル魔の「YA-HA-!」と鈴音・三兄弟の「やー!」「ハァァー!」が上手い具合に繋がっているのに笑いました。 ・スパイダース勝利 このまま進むとホワイトナイツの試合なのですが……一見勝敗が決まっているように思えるこの対決を、どう盛り上げてくれるか楽しみ。 ・ポセイドン水町登場。 ジャンプ本誌で見たとき「イヤなヤツ出てきたな〜」と思ったのですが、見事にスポーツマンフィルターがかかりましたね。その方が絶対面白かったと思うので、違和感があっても僕は支持します。 ちなみに、この巻では時間の流れがチグハグになっていることにはお気づきでしょうか? ひとつが103rd down。セナが「可哀想だなんて思う方がどうかしてた」と言っているページですが、セナとモン太がなぜかフィールドに入っていて、試合をしているハズの王城、三閣のメンバーがいなくなっています。 たぶんここは、セナがモン太に語るページを最後にしていたのが、1話の締めとして「初戦突破ー!」の場面を持ってきた方がカッコイイ、ということで入れ替えたのではないでしょうか。(本誌でもこの順番でした) もうひとつが104rd down。夕陽ガッツのメンバーを見て驚くデビルバッツ。その中でひとりヒル魔だけが不敵な笑みを浮かべたあと、次のページで試合開始のようになっていますが、本当はの前、夕陽高校のキックの場面ですでに試合は始まっているんですよね。 (アメフトは、ディフェンス側がボールをキックして試合が始まります。その後オフェンス側がキャッチし、そのキャッチした人をディフェンスが止めた位置が、オフェンス側の攻撃開始位置となるのです) つまり、本当は「これしか手はないんだ」から「今年は絶対勝たないとマズイんだ!」となり、「よく見るとこれ……」「汚ねえ!」「本当に最強ならだがな」と続き、「おおおデカイ!」となるはずなんです。 これはセナの台詞をクライマックスに持ってきたかったのと、試合の流れを上手く組み合わせようと思った結果、試合の流れを崩さざるを得なかったんでしょうね。 この融通が利くあたりは、まだまだマイナースポーツだから、という皮肉な気もします。 次の13巻は4月28日発売予定。あっという間だけど、試合の途中で終わりそうだから悶々としそうですね(嬉しい悲鳴)。
by tatibana_m
| 2005-03-12 15:17
| マンガ
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