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というわけで、仕事話の完結編です。もうこれ以上は続きません(たぶん) これまでの話については1回目、2回目、3回目でご確認下さい。 さて、縮小する現在の会社に残るか、新たに発足するフリーライター集団に加わるか、いっそのこの業界から去るか。 僕の道はこの3つに絞られました。 まあどの道を選んでもろくな未来にならないのは、もう目に見えているんですよ。 だからこそ、ほかの人の動向を見極めて決断しようと思っていたんですね。 (たとえば第2ラインのメンバーが全員会社に残るなら、会社はある程度の安定が見られる。逆に誰も残らない場合、ハッキリ言って仕事がかなりやばくなる、などなど) ところが、です。 運命の女神とやらはそんなにアクシデントが好きなんでしょうか、また波乱が発生です。 第2のリーダーTさんのもとに、終了予定が8月末という攻略本の依頼が来たのです。 「のちほどお返事致します」と答え、電話を切るTさん。そして第2の面々はTさんに呼ばれ喫茶店へGO。 「……てことで、フリーライターとしてこの仕事やってみない?」 この展開は想定の範囲外です。 ただし、今回の仕事を受けるイコールフリーになる、という訳ではないとのこと。 もちろんそのままフリー集団になってもいいし、この仕事限りで終わってもいいと説明がありました。 これはかなりぐらつきます。 なにせ今回の仕事は会社でなく、個人で受けています。つまりギャラがそのまま懐に入ってくるのです。 攻略本のギャラは(タイトルや制作する会社によってもちろん違いますが)、1ページ1万円はおおよそ保証されています。そして今度の本は約300ページ。 加えてマシンや用紙などは会社のものが使えるため、完全にタダ。 つまり、仮に4人で作業したとしても、一ヶ月で70万ぐらい稼ぐことができる訳です。これは大きい。辞めるにせよフリーになるにせよ、しばらく生活する目処はこれでつきます。 ただし、これに参加できるのはあくまで個人としてのみ。つまり会社に残る場合には参加できません。会社では会社の仕事が待ちかまえているのでまぁ当然です。 返事は翌日するため、今日中、つまりこの場で返事が欲しいとのこと。 「とりあえず、ほかのみんながどうするか聞いてから決めます」とはさすがに言えません。 悩みに悩んだ結果、 「今の会社に残ろうと思うので、遠慮させて頂きます」 言っちゃいました。 言っちゃいましたよ。 新しい仕事につくにも何もプランがないですから、辞めるのはちょっと考えにくい。 フリーと残留の二択として考えた場合、会社に残った方が自分の望んだ方面の仕事がやれそうだ、というのが決め手でしょうか。 もっとも、最近の第1の混乱ぶりや、ほかに残留となったメンバーを見るたびに、さっきの発言を後悔してしまうのですが(結局第2からは僕以外にひとりだけ残ることになりました)。 まぁいいです。半年ほどやって「ヤクイ!」と感じたら辞めますし(逆に今回の事件で、いつでも辞められる覚悟ができました)。 来年からは新会社法が施行されるので独立もしやすくなりますし。 ていうかそのうちこの会社乗っ取ってやるからな! ぐらいの意気込みでしばらくやっていこうと思います。 そんなこんなで、大山鳴動してなんとやら、な日々の戯れ言にお付き合い頂きありがとうございました。私め、いつでも会社を辞める覚悟がありますので、美味しい話がありましたらぜひご紹介くださいませ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー オマケ 「やっと答えらしいものが見つかったかもしれない……でも……俺もうダメかも」 「城戸! しっかりしろ!」 「俺さ……先月からずっと考えてて……答え出なくて……でも……さっき思った……俺やっぱり仕事をしたい。無職になんかなりたくないって……きっとすげえツライ思いしたりすると思うけど……それでも続けたい……それが正しいか間違ってるかとかじゃなくて……俺もライターの1人として……かなえたい願いが……それなんだ……!」 「……ああ! だったら生きろ! 生きてその願いをかなえろ! 死んだら……ッ! 死んだら終りだぞッ!!」 「へへ……そうなんだよな……蓮……お前は……なるべく生きろ……」 「お前こそ生きろ! 城戸……死ぬな城戸!」 「……お前が俺に……そんなふうに言ってくれるなんてな……」 「……おい城戸……城戸……城戸ぉおおおおッ!」 OREジャーナル編集長 大久保大介の手記 ——以上が原因不明の失踪事件の真実であり ライターと呼ばれる男達の闘いの記録である。 この戦いに正義はない そこにあるのは 純粋な願いだけである 「仮面ライダー龍騎」からの引用ですけどね!! (『吼えろペン』大哲のセリフより)
by tatibana_m
| 2005-08-02 19:39
| 雑記
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