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山口素弘選手が横浜FCに行くことになりました。 複雑な気持ちでいっぱいです。 かつて山口選手は、今は無くなってしまった横浜フリューゲルスでプレイしていました。加茂周監督のもとボランチとして開花し、のちに監督とともに、日本に「ゾーンプレス」を浸透させた選手でもあります。 (僕のイメージで、ではありますが、そもそも最初に日本で「ボランチ」と呼ばれるようになったのが山口選手からだったと思います) 日本代表としてもっとも有名なプレイが、国立で迎えたフランスワールドカップ予選、対韓国。するするっと上がっていった山口選手の足下にパスが渡り、そのまま山口選手はDFをひとりかわします。しかしボールがついてこず、足下の深い位置に。前にはキーパーがコースをふさごうと前進してきました。 その瞬間。山口選手は軽く足にボールをのせ、ひょいっと浮かせました。 キーパーの頭上を越えていくボール。 慌てて下がり、懸命に飛びつくゴールキーパー。 その手の先を超え、ボールはゴールマウスに吸い込まれていきました。 今でも「日本のゴールを振り返る」という企画では必ず出てくるシュートです。 (残念ながら試合は逆転負けしてしまいましたが) 見事初出場となったワールドカップでは、初戦のアルゼンチン戦で敵の攻撃をわざと軽い反則で止めるという「戦略的ファール」も見せてくれました。浮き足立っていた日本選手の中で、冷静だった数少ないひとりだったと思います。 その後チームの消滅を受けて名古屋へ。 そもそも僕が名古屋ファンなのも、もともとストイコビッチ選手が好きだったから、というのもありましたが、山口選手と楢崎選手が揃って名古屋へ移籍したからなんですよねぇ。 その後経験を買われ、名古屋から新潟へ移籍しました。当時はまだJ2だったチームです。 しかし見事にチームをまとめ上げ、J1へ昇格してきました。 そんな数々の実績を上げた山口選手でしたが、今年は監督の構想から外れていました。そして今回、この横浜FCへの移籍です。また新潟のとき同様、J1に上げてくれればまさに「昇格請負人」です。 横浜FCはスポンサーがついたことで資金が増え、戦力アップを図っていました。先日はカズが移籍したことで話題にもなりました。 ただ、なんとなくその移籍に「あのカズもついにJ2に行くことに……」という、どこか悲壮な印象があったためか、今回の件も、どこか悲しまずにはいられません。 現時点では、今年の昇格は難しい位置の横浜FC。 奇跡を起こせ、とは言いません。近いうちに、J1に上がってくることを祈っています。
by tatibana_m
| 2005-08-16 21:40
| スポーツ
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