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『美少女戦士セーラームーン』で一躍有名となり、『ケロロ軍曹』『ふしぎ星のふたご姫』『カレイドスター』『ARIA』と、現在もっとも引っ張りだこの監督・佐藤順一氏(以下監督)のトークイベントに行ってきました。 開場は3時で、僕が到着したのは10分過ぎ。にも関わらず開場は満員で、人気の高さがうかがい知れました(その後ステージ横のボックス席をなんとか確保) 監督が登場し、イベント開始。 まずは、ほぼデビュー作と言ってもいい『とんがり帽子のメモル』特集から。ここでシークレットゲストとして、『メモル』の大ファンだという細田守氏登場。 そこでの大まかな話。 ・『メモル』は1983年、東映のオリジナル作品として作られた。「ロボットもの」や「魔女っ子もの」という具合に、カテゴライズできないオリジナル作品というのは、この時期画期的だった。 ・小さな妖精と少女の交流を描く作品だったが、「妖精」がなぜかNGとなってしまったため、急遽宇宙人ということに。その説明として、すでに完成していたアニメの第1話にも宇宙船のカットを入れた。 ・監督はこれが、演出2作品目。1作目の「てんまる」(?)は打ち切りになったとか。 ・監督は絵がかなり上手いらしく、中でも一番ラフを入れていたのがこの『メモル』だったのでは、と細田さん。 ・脚本を大きく変えすぎて、怒られたこともあった これに対して監督「つなぎのカットが、つなぎの役割しかないのがイヤだった」 途中でもうひとりのシークレットゲストとして、奥さんでもあり、東映の選曲家でもある佐藤恭野さんが登場。かつて「聖闘士星矢」の選曲に携わり、今度新キャストで行われる十二宮編の選曲もされているそうです。お酒の効果もあってか、「世間では批判されまくりの」とか「誰が誰だかわからない」などと毒舌が連発され、会場はかなり沸いていました。 ・東映には「音響監督」というポジションがない。そのため、演出家の個性が出やすい。 ・監督は音楽を入れてもらう際、最初はどこからどこまで音楽を入れてもらうか、ラインを引く。選曲家についてある程度理解できたら、以降は完全にお任せ。 トークの合間合間に、何話か『メモル』の映像も流れました。僕は多分、TV放映時にリアルタイムで見ていると思うのですが、見るのはそれ以来。 でも、今見ても十分、クオリティは高かったです。動きの細やかさなどを考えると、今のアニメよりもレベルが高いかも。正直なところを言えば、今度発売になるというDVD-BOXがほしくなったぐらいです。 といったところで、まずは第1部終了。盛り上がり過ぎたため、この時点で予定より1時間オーバーしていたそうです。 第2部はZガンダムやエヴァンゲリオンなど、名作の名場面を見ながら、「佐藤順一の演出論」という話になっていったのですが、それはまた次回に。
by tatibana_m
| 2005-10-04 19:12
| イベント関係
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