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(※10/20追加) 第1部から読まれる場合には、左のカテゴリから「イベント関係」を選択してください。 (以上追加) 第2部は、いろんな映像を見ながらいかに監督の演出が凄いのか、というのを語り合う場となりました。 ゲストには、第1部から引き続いて細田守と、『おジャ魔女どれみ』『明日のナージャ』の監督・五十嵐卓哉、『忘却の旋律』『奥様は魔法少女』の監督・錦織博。 以下かいつまんで。 ・映画を見て影響を受ける関係者が多い中、監督はまったく映画を見ないとのこと。 エヴァで「ATGっぽく(これのこと?)と言われたけど、なんのことだかさっぱりだった」と。 ・エヴァの話が出たところで、司会の小黒祐一郎から「いまだに許せないことがある」という告白が。 第弐拾壱話「ネルフ、誕生」で監督の絵コンテを見たとき、凄く感動したのだが、それが映像になったらまったく演出の意図を理解していないものになっていた。その後LDでは修正されたが、いまだに納得いかない。 (補足:問題の部分は、結婚について質問する冬月に「いい人がいたら〜」と碇ユイが答えるシーン。絵コンテではさりげなく答えるユイの純粋さに冬月がほれてしまう、という演出だったのが、その後ユイの頬が赤くなるなど「まるで結婚に憧れている」ような映像に変わったらしい) エヴァの話から「いかに監督の絵コンテはスゴイか」という話が続出。いわく「情感を形にするのが上手い」いわく「マンガのキャラクターが、実在しているように見せるのが可能だと思っていて、それが実際にできる人」などなど。個人的には監督が口にした、 「コンテで読み物になっていてほしい」 というのが一番印象的でした。 ロボットものが苦手らしいのですが、たぶんそれも、実在していたら必ずムリがでる構造だからではないかと。 ・「甚目喜一」名義で参加している『Zガンダム』では、わざとカットが細かく変わる演出を用意したら、富野監督に「これは典型的な良くない演出だね」とダメ出しされた(第1話の柔道シーン) (10/18追加) ・会場では、19話「シンデレラ・フォウ」内のカミーユとフォウの会話シーンが上映。 フォウが片手をフェンスにつけながら走るシーンは富野監督コンテというくだりで、 「佐藤さんだと思った」というコメントが続出していました。 監督のコンテはその直後、ベンチに座ってからの部分だそうです。 ・ロボットものが苦手ということから、ガンダムが戦うシーンは難しかったのでは? という質問に対し、 「やはり戦闘あってのものだからとガンダムのシーンを多くしたら、 『なんでモビルスーツばかりなんだ。もっとパイロットの表情を』 と要望された」という回答が。 画面内に3分の1程度入るパイロットのカットインは、そういう意図が込められていたんだな〜とちょっと感動しました。 (以上追加分) ・なお、イベントのタイトルにある「アニメ屋」とは、富野監督に「このアニメ屋が!」と怒られたときに、「アニメ屋ってかっこいいな」と思ったところからつけたそうです。 ・監督は演出レベルでもスゴイ。キャラクターに大粒の汗を描く演出は、監督の手がけた『きんぎょ注意報』が初めて。この作品はほかにも、2等身、3等身の切り替えなどでも新しいことを手がけていて、これ以前とこれ以降の作品では演出方法が業界全体で変わってきている。 またこの演出が、「誰でも使えば一定の効果を得られる」という汎用性を持っている点もスゴイ。 などなど。 話はまだまだ続いたのですが(この第2部だけで4時間ぐらい)、専門的な話も多かったので割愛します。興味を持たれた方は、以下の作品を見てみてください。実際にイベントで流された作品です。 Zガンダム、魔法使いTai! OVA版、ユンカース・カム・ヒア(映画)五月はじめ、日曜の朝(「TOKUMAアニメビデオえほん」というシリーズ作品) 次はラスト、新番組紹介とQ&Aについてです。
by tatibana_m
| 2005-10-05 15:59
| イベント関係
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