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世界的不況の中、ありがたいことに仕事だらけです。会社的にも、個人的にも。 最近は本の編集だけでなく、HPのテキストやゲームの取説、果ては携帯で配信されているゲームシナリオなんかまでやっています。 配信シナリオは女の子向けなんですけどね、なぜか女性スタッフから「シナリオチェックをお願いします」と言われちゃいます。 彼女らは、いったい僕の何に期待して、女の子向けのアドバイスを求めているんですかね? ま、僕も「このキスシーンはもっと男の色気を出したほうが……たとえばここで髪にふれるとか」なんてアドバイスしているのですが。 で、シナリオのチェックが終わったと思ったら、今度は男性スタッフから「スクリプトを作成したので、チェックお願いできますか?」なんて言われるわけです。 「そろそろ、自分の作業は自分で責任をもって納品しようよ」なんて思うわけですが、不安になる気持ちもわかりますので、確認して戻します。 それが終わると今度は、攻略本執筆のためにゲームのプレイを再開します。 現在は2本同時に動いていて、その両方の責任者なので、管理も大変です。 人手が足りず、両方で執筆もしなければならないため、プレイも他人任せにはできません。 プレイを進めていると、社長から「明日15時から面接あるから、よろしくね」と声をかけられます。 「入社したらその人を管理する立場になるのだから」ということで面接官を任されているのですが、その理屈だと、女性向けシナリオライター希望者の面接も僕がするのはおかしくないですかね? ひとまず面接のための資料を作り終える頃、取引先から電話がかかってきます。 「HPのデザインとテキストなんですけど、明日中に公開したいので、明日の朝イチに用意してもらえますか?」 いやいや、先日メールを送って電話もしましたけど、こちらに素材が一点も届いていないのにデザインを作るのはさすがに無理がありますよ。 「それは『こんな写真を入れたいです』とアタリをつけてくれればいいですから」 それだと、明日中に公開できないと思うのですが、何か当てはあるのでしょうか? 「……メーカーにスケジュールの確認をしてみます」 ってな感じで、取引先の担当さんに変わって、スケジュールや素材請求の手配なんかもしています。 社外の人の教育係まで勤めるなんて、我ながらサービス精神旺盛です。 そうこうしているうちに、夜も更けてきます。 「すみません、シナリオを書き直してみたんですけど、どうでしょう?」 「新しいスクリプトです。明日僕が出社するまでで構いませんので、チェックしてもらえませんか?」 「攻略本の進行状況ですが、とりあえず来週打ち合わせをしたいので、それまでにラフを用意してもらえますか」 「さっきのHPですけど、写真なしのテキストのみで、カッコよく仕上げることはできませんかね?」 はっはっは。そんなにもみくちゃにしないでおくれ。 まったく、才能がありすぎるってのも罪ですな。 ……休みがほしいよ。
by tatibana_m
| 2009-08-28 04:42
| 雑記
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