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※今回の記事は、ハリーポッターシリーズ全般のネタバレになりますのでご注意を。 ーー荒木飛呂彦バージョンあらすじーー け…けがをしているだけに決まっている… かるいけがさ… ほら…しゃべり出すぞ… 今にきっと目をあける… シリウス… そうでしょ?… 起きてくれるんでしょう? お…起きてくれ! たのむ…シリウス!! バ…バカな… か…簡単すぎる… あっけなさすぎる………… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー たぶんこれだけ読めば十分。 いろんな意味で今更感が漂っていますが、「不死鳥の騎士団」を読みました。 今までとくらべ、あんまり読後感が良くなかったです。上に書いたように、メインキャラクタの死亡で話が終わっているうえ、その死に様もあっさりしすぎていますし。 僕は藤田和日郎(「うしおととら」「からくりサーカス」)の「メインキャラクタを殺すときは、そのキャラクタが命を賭けないと全滅してしまう場面を必ず作る」という言葉にすごく共感しているため、いくらポッターを助けるためとはいえ、敵のザコ(実力者ではあるものの)に倒されてしまうというのはどうも……「炎のゴブレット」で死んだセドリックですら、「あの人」によって殺されたというのに。 最後のセリフもふくめ、シリウスにはそれにふさわしい舞台を用意してほしかったです。 物語自体も今回はいまいち盛り上がりに欠けています。 もともとこのシリーズは 1:進級したハリーが新しい先生や授業に出会う ↓ 2:ドラコやスネイプなどのいやがらせでストレスがたまる ↓ 3:事件発生 ↓ 4:魔法を使って事件解決! おまけに寮の対抗戦も優勝! ハッピー!! という展開なのですが、今回は2の部分が非常に長く、延々とストレスがたまり続ける感じでした。最後が最後なので、優勝とかしてもまったく気分が晴れないですし。 今回の内容なら、上下巻にせず1冊でまとめた方が良かったかも。 あと2冊で終わりらしいですが、むしろあと2冊で何をする気なのかちょっと気になります。もう直接対決でもいいんじゃないかと。 以上、図書館で借りたら「これは予約がいっぱい入っているので、読み終わったらすぐに返してください」「貸し出しの延期はできません」と警告カードが入っていたため、なんだか急かされるように一晩で読み終わった感想でした。
by tatibana_m
| 2005-08-09 17:15
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