カテゴリ
ライフログ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() 全国高等学校野球選手権埼玉大会開幕! 西浦高校初戦の相手は、昨年優勝した桐青。 先制点はどちらに、そして勝利の行方は? 前巻までのような、試合をしていないときの選手の表情もいいけど、試合の面白さはやはりそれに勝りますね。 野球好きなら必読の作品。 新感覚の野球マンガというか、間違いなくいままでのそれとは一線を画している作品です。 この作品最大の特徴は「1球ごとに大勢の思考が、非常に細かく描写される」という点。 たとえばこの巻だと以下の例が挙げられます。 1回の表、西浦の攻撃。 先頭バッターがカウント0-2からヒットを放つ場面。 普通の作品なら、1コマ(あるいはセリフ)だけで終わりそうですが、この作品だと以下のような描写があります。 まずは西浦バッター泉が、相手ピッチャーの球を見極めるためバントの構えをすると、桐青キャッチャー・河合は様子を見るためボール球を要求。 2球目、警戒しすぎることを怖れた河合はストライクを要求するものの、球は外れて0-2に。このとき、河合はピッチャーの高瀬も慎重になりすぎていることに気づく。 (けど、それを敵に気づかれないよう、「ナイスボール」と声をかける) 一方、泉と西浦の監督は、ここがチャンスと判断。 河合がピッチャーを立てる配球をすることから、次はストライクを取りに来ると判断し、高瀬がカウントを稼ぐときに多用するスライダーに的を絞る。 そして、ーーヒット。 いかがでしょうか。 こんな細かい描写が、一場面ごとに挿入されるわけです。 いやがおうにも、一緒になって次の配球を考えてしまうんですよ。 ランナーが三塁に進もうなら、チャンスに(あるいはピンチに)ベンチから見守るような気持ちになってドキドキしてしまうんですよ。 細かすぎる描写はたいてい作品をわかりにくくするもなのですが、野球は1球ごとに作戦が変わってくるため、これぐらいでちょうどいいんですね。 もう本当に、2回言っちゃいますけど、野球好きなら必読の作品ですよ。読まないでいるのはもったいないです。 (あと、いわゆるフジョシの方にも人気なのだとか。なんとなくわからないでもないですけどね)
by tatibana_m
| 2005-11-25 19:57
| マンガ
|
ファン申請 |
||